ご挨拶
ご挨拶
サッポロライブデモンストレーションコースは、単なる“手技を見る会”ではありません。
私たちは、「誰がうまいか」を競う場ではなく、「どうすれば、北海道の医療が一段上がるか」を問い続ける場でありたい。
ライブとは何でしょうか。成功例を並べるだけではないでしょう。判断の迷い、準備の重み、チームの呼吸。そこにこそ学びがある。
今年から、新しい試みを始めます。各コースのディレクター自身が、それぞれの言葉で、このコースの抱負を語ります。PCI、EVT、SHD、そしてアブレーション。分野は違っても、目指すものは同じです。今年から、新しい試みを始めます。各コースのディレクター自身が、それぞれの言葉で、このコースの抱負を語ります。PCI、EVT、SHD、そしてアブレーション。分野は違っても、目指すものは同じです。
「北海道のインターベンション治療を必要とする方々に、最善を届ける。」
ライブの形も時代とともに変わります。現地とWEBの融合。規模より質。派手さより本質。
私たちは、“できること”を見せるのではなく、“考える姿勢”を共有したい。
世代も交代します。経験を継ぐ者、挑戦を担う者。SLDCは、その橋渡しの場でもあります。この会は、一人のものではありません。参加する皆さん一人ひとりが、次のSLDCをつくる。
どうか、見るだけで終わらないでください。
問いを持ち帰り、自施設で議論し、そしてまた来年、その答えを持って戻ってきてください。
サッポロライブデモンストレーションコース 理事長
八巻 多
(札幌厚生病院)
【PCIコース】
SLDC PCIコースは、これまでライブデモンストレーションを通じて、日常臨床に直結する知見と実践的な学びを提供してまいりました。2026年はその取り組みをさらに深化させ、ライブ症例の事前ディスカッションを一層充実させたプログラムを展開いたします。
本年度は、座長・コメンテーターのみならず、聴衆の皆様にも術者の治療戦略や思考プロセスを十分に共有した上でライブに臨んでいただきます。単なる手技の見学にとどまらず、「なぜその戦略なのか」を深く理解できる構成を目指します。
さらに、すべての症例において冠動脈CTの詳細な解析を行い、血管内イメージングに加えてCTを含めたマルチモダリティガイドPCIを強く意識したプログラムを展開いたします。加えて、CTに特化した事前ディスカッションセッションも設け、術前計画から術中判断に至るまで、一貫した治療戦略の可視化を試みます。
また本コースでは、ライブならではの特長を最大限に活かし、同一症例におけるデバイス選択や治療戦略の違いを比較・検証する機会も提供いたします。日常診療では経験し得ない視点から、各デバイスの真価に迫ります。
取り上げる症例は、日常診療で頻繁に遭遇するケースから、判断に難渋するコンプレックス症例まで多岐にわたります。経験豊富な術者による実践を通じて、明日からの臨床に直結する具体的なヒントを持ち帰っていただける内容とする予定です。
本コースが「考えるPCI」を体感し、実践力をアップデートする場となることを願っております。皆様のご参加を心よりお待ちしております。
PCIコース コースディレクター
管家 鉄平
(華岡青洲記念病院)
【EVTコース】
“From Live Demonstration to Limb and Life-saving Practice”
SLDC2026 EVTコースでは「一例の学びを、次の一例の救肢・救命につなげる」をテーマに計8症例の国内leading operatorの手技を放映すると共に、最新デバイスとデータに関するレクチャーを併せて配信致します。
2026年、日本のEVT領域では大腿膝窩動脈用の新しいパクリタキセル薬剤コーティングバルーンに加え、本邦初のシロリムス薬剤コーティングバルーンが上市される共に、膝下動脈用の生体吸収性薬剤溶出性ステントやローターブレーターの市販後調査も開始される予定であり、デバイスとデータのアップデートが欠かせません。
是非SLDC2026 EVTコースで、最新の知見に触れて頂き、日々の診療のアップグレードにつなげて頂けますと幸いです。
EVTコース コースディレクター
丹 通直
(カレス記念病院)
原口 拓也
(札幌心臓血管クリニック)
【SHDコース】
サッポロライブデモンストレーションコース(SLDC)SHDコースディレクターの八戸大輔です。
SLDCは2021年の新体制発足以来、SHDインターベンションおよび心不全治療において避けては通れない構造的心疾患へのアプローチを、独立したコースとして深く掘り下げてまいりました。
これまで我々は、
2021年: 「Go back to basics」を掲げた基礎と適応の再確認
2022年: 手技のリアルを追求した生ライブの実施
2023年: デバイスの個性を徹底比較したデバイス特性へのフォーカス
2025年: 一筋縄ではいかない難渋症例への挑戦
と、毎年異なる角度からSHD治療の核心に迫ってまいりました。昨年度はビデオライブとレクチャーを通じて「思考のプロセス」を共有しましたが、本年度は多くの先生方から強いご要望をいただき、再び「ライブデモンストレーション」をプログラムの主軸に据えることとなりました。
今回のライブでは、TAVI、M-TEER、LAACといった現在進行形で進化を続ける分野をピックアップいたします。最新の知見と技術が交差する現場の緊張感、そして予期せぬ事態への対応など、ライブならではの「熱量」と「実践的学び」を提供したいと考えております。
構造的心疾患の治療は、いまや「できるか・できないか」の段階を超え、「いかに安全に、いかに個々の患者に最適なデバイスを選択するか」という質を問われるフェーズに入っています。経験豊富なエキスパートの先生方には基本の再発見を、これから始められる先生方やコメディカルの方々には明日からの臨床に繋がる確かな指針を。
本コースが、ご参加いただく皆様にとってSHD治療の「今」を体感し、技術と情熱をアップデートする最高の機会となれば幸いです。
皆様と会場、そしてWebを通してお会いできることを心より楽しみにしております。
SHDコース コースディレクター
八戸 大輔
(札幌心臓血管クリニック)
【EPコース】
アブレーションは、焼く治療ではありません。「選ぶ治療」です。どの患者に、どのエネルギーで、どこまで介入するのか。PFAという新しい武器が登場しました。しかし、武器が増えても、戦略がなければ意味がない。
本コースでは、成功の裏にある思考を共有します。再発症例。高齢者。合併症リスクの高い症例。
“やれる”かどうかではなく
“やるべきかどうか”を議論したい。
北海道という広い土地で、すべての患者が都市部に来られるわけではありません。だからこそ、
安全性と再現性を徹底的に追求する。派手さより、本質。症例数より、設計力。
SLDCのアブレーションは、ただ未来を見せるだけではなく、明日を変える場でありたい。
EPコース コースディレクター
八巻 多
(札幌厚生病院)